ベジタリアンを始めて8年目
これが非暴力の実践なんだ!と気がつくのは半年後
人に懐かない猫が膝の上に乗ってきた時!
そして、当時、険悪だったある人に「優しくなったね」といったら「あんたが優しくなったのよ」と返された時!
ヨガの修行の始めの始めは、アヒンサー(非暴力)で生きること。
暴力をふるわない。そんなことなら普段からできているよ、という人はおおいでしょう。では、言葉の暴力は?
直接相手に文句を言うことはしていなくても、影で愚痴を言ったり、悪口言ったり、それもこれも暴力につながる。
それから、自分自身を大切に扱わないのも暴力につながります。肉体的にも精神的にも。
肉体的な暴力
暴飲暴食をする、寝不足、仕事のし過ぎ、便秘や下痢、生理痛を放っておくことも。無理な運動、体に悪いと思われること全て。
精神的な暴力
罪悪感を感じることをすること、他人、自分を傷つけることをすること、言うこと、その思考。
この、自分を大切に扱わない、ということ
私が最もできていないことでした。
ヨガを始める前からずっと、自分を大切にするということがよくわからなかった。
ヨガを始めてから、それを学んだのですが、始めたばかりの頃は、形にこだわり、ヨガのポーズをパパッと行っていました。それは体に無理をさせます。そして、それはヨガの動かし方ではないし、本当の意味でヨガの道を進むことはできません。
最初のインド人の先生に会って、1番に習ったことは、「ゆっくり」動くこと。「ゆっくり!」と何千回言われたことでしょうか!!笑
いや、本当に笑えないくらい言われ続けました。
なんで、こんなに焦ってるの?と自分でもおかしくなるくらい急ぐことが癖になっていた。
ヨガの体験に来られる方の半分は同じ傾向にあります。みんな忙しいから急いじゃうのかな。。。
かなり時間がかかりましたが先生のおかげでダメダメ生徒だった私も「ゆっくり」動けるようになり、普段の生活も「ゆっくり」に。
すると、見えてくるものがたくさんあるの。車で通っている道も自転車で通れば、歩いて通れば、見えてくるものがありますよね。それまでは当たり前だと思ってた風景が違って見えてくる。
それは、こころや感情もそうで、気づかなかった自分の気持ちに正直になれたりもしました。
座学の時によく、過去に溜め込んだ感情と未来への期待と不安を減らすことを話しますが、頭の中だけじゃ処理なんてできないんです。
ヨガのポーズを丁寧にして、体の動かし方を知っていく(体が硬いとか、柔らかいとか全然関係ありませんから!)と、自然に処理できるようになっていきます。
自分のことを見つめれるようになっていきます。
やっぱりヨガをするしかないんですね!みんながヨガをしたらいいのに。