パニクったときの呼吸法

ナマステ!マウントヒル ヨガ スタジオ山坂です。

 

18年くらい前、パニック障害になりました。

症状が酷くて、通院したのは1年くらいだと思います。

その症状と付き合う覚悟になってから、ヨガを始める。

山あり谷あり、2、3年で徐々に回復、

あとちょっと、という感じをさらに2、3年。

今は症状が全くありません。

 

どうやって回復していったか。

 

家族に、

「昔のあなたに戻りなさいよ。」

と、言われたとき

「なんで、今の私じゃいけないの?」

と、全否定された気分になり、

意地になって

そのときの、ダメダメな私を認める。

 

これは、すごいきっかけだったと思います。

嫌な症状からは逃げたくなるのに、

これも私、と受け入れた瞬間。

 

人のせいにし続けたのを、人のせいにしたのは自分じゃん、と

結局のところ、私は私がどうにかしなきゃいけないと気がついた瞬間。

人のせいにしたって、私は何にも変わらない。

私は私をどうにかしたいんだから。他人は関係ない。

 

で、ヨガを始めました。

嫌な感じを受け取りたくなかったから、体はカッチカチ。

毎日いっぱい体を動かして、疲れて寝る。の繰り返し。

そこで、気がついたのは

疲れたら、寝れる。

浅かった眠りは、だんだん深くなる。

そして、体は私が思っていたより断然強かった!

 

パニックを起こすと、呼吸を深くしなさいと言われるけど

はっきり言って、できません!

どうやっていいか分からないし、

深呼吸しようとすると、逆に息が苦しくなっちゃう。

深呼吸すると、死に近づく。と思ってました。

 

そもそも深呼吸を知らなかった、体がかたすぎてできなかったんです。

 

今考えると

当時、深呼吸ができるくらいなら、そんな症状になっていなかった。

 

だから、ヨガをして、普段から呼吸を整えることを

自分である程度コントロールすることを体で覚えさせておくことが大切。

 

ヨガクリヤ で鼻を洗うこと!

ヨガをする人は全員洗うように、とグルジは言いますヨ!

 

呼吸のタイミングの練習はヨガのポーズをしながら、が一番いいです。

ただ座ったままでは、できない。

今あるからだで呼吸だけ深くすることはできない。

ヨガのポーズで体の皮を伸ばしながら、が一番効果的です。

気がつくと呼吸の質が上がっている。というふうに。

 

SBGインドヨガでは、効果的な呼吸方法を教えています。

静かに行うこと、全て鼻で行うこと。食事についても、体の動かし方についても

全てが大切です。

ナディショダンプラナヤマにしても、

無理して行うのではなく、静かに行うこと。

 

グルジのナディショダンプラナヤマはまじですごい。

一回見せてもらったんですけど、一瞬で周りの空気がピタッと止まって、そのときの私の内側も

心の震えみたいなものも全て止まりました。

全ては呼吸なんですね。体を作るのも、精神を作るのも。

 

ナウリも、進むのは呼吸次第です。

その呼吸はポーズをしながらできるようになっていきます。

 

 

呼吸の質が上がると

頭はスッキリ、時間はかかるけど体の中の調子は徐々に上がってきます。

死ぬその瞬間まで、続けるのが呼吸。

その呼吸の質を上げるとどうなるか、ですね。

 

パニックしたときにも使えるし、ってこの呼吸ができるようになったら

パニックしなくなります。

症状がある方に勧めたい。

最初は大変です。

でも、体は強いの、で、自分はもっと強いんです。

それを知るためにも、体を使って試して欲しい。

 

そういう症状がなくても、呼吸の質が上がれば

老化は止まる!頭の老化、体の老化?

体の機能をもっと使えるようにすると

ちょっとした症状はなくなっていきます。

みんなが持っている、体の機能はすごいんですよ。

それを引き出すのがヨガです。

 

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