ヨガを教えていて思うこと。
正直、こころに惑わされていない人はいません。
みんなそわそわするし、なにかを不安に思うし、楽しすぎることがあれば浮かれる。
それが、ちゃんとヨガをしていくと安定してくる。
世界と他人は変わらない。だから、楽しいこと、悲しいこと、嫌なことは当たり前にあります。なくなるわけではない。
その度に、楽しいし、悲しいし、嫌です。
ただ、それはそれ、と眺められるようになります。
これはすごく大きなことで、眺められる、客観的に見れるようになると、即座にあふれていた怒りやなんかが小さくなる(怒りがあるなときがつくくらいで済む)ので、その場で冷静な対処ができるということです。
そうすると、その後に響かない。ずっとそのことで思い悩まなくてもよくなるの。
何より、生きるのが楽になります。
ほとんどの人は、この、思い悩むことが多すぎて、自分がわからなくなってる。その上、常に私は知識や物が「足りない」と思ってるから、なにかを付け足そうとする。
ヨガはその逆で、外していく作業。
みんな、もう、満たされているから、十分だから、
無駄な考えを、思い悩むことを外していくだけです。
この作業、頭では解決しません。
ヨガをするしかないですよ。
きちんと先生についてやるのをお勧めします。
ヨガをよく知らず(13年やってる私もまだ初心者レベルです)に、ただするだけってのは、危険すぎます。ヨガはエネルギーを作ります。できたエネルギーの持って行き先を安定させないと、感情があふれて大変なことになりますから。ここは先生がいないとすごく遠回りします。
私は私でいいねって、一心の不安なく、腹から思えるってステキ!
移ろいやすいこころを「私」と思えば、いつも戸惑う。
だって、今日いいと思ったことが明日には変わるかもしれないから。
そんなことをしていると、いつまでも自分を信じることができない。
自信、というのは日々の積み重ねでついてくるものです。それは、毎日のご飯作りや掃除に子育て、仕事や趣味も。なんでも、すでにやっていることをもっと意識してやることです。
上手にしようとか、成果や良い結果を求めすぎず、また失敗を恐れず、目の前にあることを淡々としていくだけ。そして、その結果が出たときには、ああ、こうなるのね〜っとみていくだけ。そしてまた続ける。こうやってプロになる。
そうそう、自分の体やこころの様子をみることも。これがヨガです。自分のプロになる。
年齢関係なく、不安そうに、私は私でいいよね という人がいて、こころを自分と思っているから、危うい。
それ、腹からの言葉でない。
私は私でいいよねって、腹から言ってるのなら、即、オッケー!って言っちゃう。そうだよ、どんどん行っちゃえ〜って。