私の居場所

初めてインドへ行ったときのこと

ガンジス川の辺りで初めてホッとしました。

そこで初めて、「安心する」という言葉の意味を知りました。

 

私は小学生の頃からか?もしかしたらその前からなのか?人の目を機にするのが当たり前になっていて、

これをするとよく思われるからしておく。という感じで、自分が好きだからする、したいからするのではなかったのだと思う。

これの繰り返しで、30歳を前にパニック障害になったのかもしれない。

渦中にいるとき、好きなことをしたらいい、何がしたいの?と聞かれ、答えられませんでした。

わからなかった。好きな色は?でさえわからなかった。

私は誰?ここはどこ?って感じで。

自分のことがわからない。。。

 

一人で自宅にこもっていて、うんうん唸りながら(怖いよね、笑)肉体という鉄格子の中にいるような、

そして、そこから出たい!私と、出るのが怖い私と、、会話が繰り返され、内側からふっと出てきた言葉は、

「誰かのために何かしたい」でした。

それから、ヨガを習い始め、徐々にパニックも落ち着いてきました。体も気持ちいいし、気持ちにも余裕ができてきた。ヨガはいいね!人のためになるね!と教え始めました。

しかし人を気にする、という癖をどうにかするのには、時間がかかります。わかっているけど、どうしていいかわからない。

そう、頭で考えたって、どうにもならない。

そこで、からだ!

ヨガのトレーニングは、ポーズをして、体が動かすだけではなく、そこへ意識を向ける練習をしている。

体の動いていなかったところが動きはじめると、自分の感情の幅が広がります。

この辺りはまだ人のことを気にしている部分。

続ければ、表面の動きしか感じられなかったのが、少しずつ肌の奥の方まで感じられるようになります。

そうすると今度は深みが出てくる。

奥から出てくる、湧いてくる自分のこころに気がつくはず。

これは、もしかしたらワガママなんじゃないか?よくない感情なんじゃないか?と思ってしまいますが、ワガママは我のままということ。悪いことじゃないよ。

さらに、もっと深いところからでてくるものに気がつくようになれば、それでいい。

そこが私の居場所です。

こどもたちは、湧いてくる思いに忠実です。自分のことがよくわかってる!だから、その思いを大切にしてあげたい。

  • ご予約
  • お問い合わせ